FEMの基礎(旧「工場プレビュー」)は、2020年Higg FEMから導入されました。 2021年Higg FEMより、FEMの基礎が、完全なHigg FEM質問集のサブセットとして、自己評価および検証済み評価用にプラットフォーム上でご利用いただけるようになりました。 FEMの基礎は、Higg FEMを補完するもので、企業は、広範なバリューチェーンにおける機会とホットスポットを迅速に特定できるようになります。また、新規の工場ユーザーは、Higg FEMに移る以前にFEMの基礎に集中することができます。
FEMの基礎とは?
FEMの基礎は、工場の環境持続可能性への準備態勢を迅速に評価するのに役立ち、Higg FEMへの入門ステップとしてご利用いただけます。そのため、初期の環境持続可能性の評価プロセスが高速化されます。 FEMの基礎は、Higgの工場向け環境モジュール(Higg FEM)に含まれるレベル1の質問のサブセットのみで構成されています。 FEMの基礎を利用すると、Higgインデックスを始めて使用する工場は、包括的なHigg FEM評価を準備する過程で、徐々にHiggインデックスになじんでいくことができます。
このセクションは、バリューチェーンのパフォーマンスの包括的なビューを提供するものではなく、エントリポイントであり、Higg FEM 評価に代わるものでもありません。 工場は、開始前にモジュール内のすべての設問を確認することが奨励されます。それにより、モジュールへの入力が必要な情報やデータの種類が理解できるからです。
FEMの基礎は、採点の対象ではないことにご注意ください。 すなわち、得点はにはつながらないということです。 また、Higgインデックスベンチマーク機能はFEMの基礎には適用されないことにもご注意ください。
注意:すべての工場にFEMの基礎を完了する資格が与えられるとは限りません。 この評価は、新規工場アカウント、つまり、以前にHiggFEMを完了していない工場にのみ適用されます。 以前のカデンスでHiggFEMを完了した工場、または現報告年にHigg FEMを完了している工場は、FEMの基礎にアクセスできません。
FEMの基礎のしくみ
FEMは、Higg FEM同様に機能します。 FEMの基礎の自己評価は、検証開始以前に完了し、公表する必要があります。 モジュールが公表され共有されると、ユーザーの共有アカウントで完了したモジュールを表示できるようになります。
工場は、同一のFEM報告年には、FEMの基礎またはHigg FEMのいずれかを完了し、公表する必要があります。 Higg FEMと異なるのは、FEMの基礎には報告期間がないことです。1年中利用することができ、測定するのは直近12か月間のパフォーマンスです。 たとえば、2022年5月に工場がFEMの基礎を完了しようとしている場合、FEMの基礎では、2021年5月から2022年4月までのパフォーマンスが測定されます。
FEMの基礎では検証は次のように機能します。
FEMの基礎での検証は、Higg FEMと同じワークフローと検証プロトコルです。 FEMの基礎の質問の大多数は、Higg FEMの質問と同じであるため、質問に対する検証基準も同じです。 ただし、いくつか例外があります。 同一ではない質問に対しては、本ガイドの検証に関するガイダンスのセクションを参照してください。
一般的な検証プロトコルについては、以下を参照してください。 https://howtohigg.org/higg-fem-verification-program/?sq=Verification%20Protocol .
本ガイドの使い方
本ガイドは、FEMの基礎を完了するための完全なガイダンスの簡易版です。 FEMの基礎にある質問は、すべてHigg FEMにも含まれています。 多くの場合、本ガイドは2021 How to Higg FEMガイドへの直接のリンクを提供しています。FEMの基礎の質問と検証基準の多くは、Higg FEMと同じだからです。
同一ではないFEMの基礎の質問については、この付録でFEMの基礎専用のガイダンスが提供されています。
以下の表は、FEMの基礎に含まれているHigg FEMの質問を示しています。 黄色で強調表示されている質問は、工場での基礎的なプラクティスを表すために変更されたものを示しています(FEMインプットまたはデータ要件など)。
図1:FEMの基礎の質問の要約
工場敷地情報および認可
工場サイト情報および許可セクションの質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2020 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
環境マネジメントシステム(EMS)
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
エネルギー使用と温室効果ガス
この質問は、工場の基礎慣行に合わせて修正されています。 したがって、完全なHiggFEMの対応する質問とは異なります。 この質問の検証要件を満たすには、以下のガイダンスを参照してください。
質問の意図
貴社のエネルギー源のリストを作成しやすくなるようにするのが目的です。リストがあれば、どのエネルギーをどこにどれだけ使用しているのかを明確に理解することができます。
全てのエネルギー源からの使用量の測定は、エネルギー管理および会社の全体的な持続可能なプログラムの基礎となります。 全てのエネルギーを測定することで、 最もエネルギーを使用する要因を分析し、異常なエネルギー消費を検知し、エネルギー削除目標を設定し、温室効果ガス排出量を測定することができます。
技術ガイダンス
貴社のビジネスが管理(所有、運営、リース)している工場の敷地内でのオペレーションの中で、使用しているエネルギーを全て含めてください。 契約している社員食堂やレンタルショップなど、外部委託サービスは除外してください。
エネルギー使用量の追跡は、エネルギー使用量管理の第一歩と考えられます。 エネルギー追跡および報告プログラムを作成する際には、以下からとりかかります。
- エネルギー源を特定するためのビジネスプロセスとオペレーションプロセスを明確化する。
- 注意:工場や敷地内のテナントによって消費されたエネルギーの内、貴社工場が所有および制御「していない」ものは、Higg FEM の貴社のエネルギー報告書から除外する必要があります。 例えば、工場敷地内にある食堂やフードサービスプロバイダーによって消費されるエネルギーで、貴社工場が所有していないまたは制御していないものは、除外します。
- 以下のように、エネルギー使用データを収集および追跡する手順を確立する。
- 公共料金の請求書から、購入・使用済みの電気量、蒸気量、熱量を判断します。
- 貴社工場が所有または管理するディーゼル発電機や石炭ボイラーなど、敷地内のエネルギー生産に使用されるその他の燃料を追跡します。
- 私用車やフォークリフトといった、工場が所有または管理するエンジンに使用された燃料使用量を追跡します。
- 再生可能エネルギーを施設内で生産している場合は、生産した再生可能エネルギー量をチェックするため、サブ・メーターを設置すること。
- 確認しやすい形式[Excelなどのスプレッドシートや、人間が読める形式でデータをエクスポートできる同様の分析ソフト(Excelやcsvなど)]で追跡データ(日次、週次、月次消費量記録など)を記録し、検証時に確認できるよう、関連した裏付けとなる証拠を保管する。
検証方法
- 必要書類
- 全てのエネルギー源の測定頻度と方法
- 電気、燃料、蒸気、その他のエネルギー消費量の記録(例:毎月の請求書や年間消費量記録、メーター記録(メーター記録を確認できるなら、エクセル表で記載されたメーター記録でも可))。これらの総消費量は、全ての質問に対する回答と一致すること。
- 面接時の質問
- 経営者層との話し合い
- 経営者層は、エネルギー使用量、輸送、温室効果ガス排出量関連の該当する法律や規制を認識していますか?
- 適用される法律や規制を確実に満たすため、経営者層は適切なリソースを提供していますか?
- エネルギー消費や書類作成に関して、貴社工場はそれぞれの地域の要件を満たしていますか?
- 検査 – 物理的に見る検査対象
- 構内のメーター
- エネルギー関連設備(製造やエネルギー消費)
- メンテナンス(十分にメンテナンスされていますか?)
水の使用
本セクションの適用に関する完全ガイダンスが必要な場合は、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
貴社工場はこの水源からの使用水量を追跡しますか?
この質問は、工場の基礎慣行に合わせて修正されています。 したがって、完全なHigg FEMの対応する質問とは異なります。 この質問の検証要件を満たすには、以下のガイダンスを参照してください。
使用水の水源を特定できない場合は、この質問に対する答えとして「一般水または水源不明」を選択してください。
質問の意図
この質問に回答いただくと、貴社の水源のリストを作成しやすくなります。リストがあれば、どのような水をどこにどれだけ使用しているのかを明確に理解することができます。
全ての淡水源からの淡水使用量の測定は、水管理の基礎です。 全ての淡水源を測定することで、水収支の実行、淡水に基づいた主要業績評価指標(KPI)の設定、水漏れの特定、淡水のウォーターフットプリント確立、測定の能力を促進します。 水使用量は毎月またはさらに頻繁に測定することが推奨されます(現場のメーター指数など)。
最も一般的な淡水使用は、市水飲料水です。 他の水源は地下水井戸、表流水(湖、河川、小川)、雨水、再利用の工程用水や凝縮液の場合があります。凝縮液は、外部水源から事業所へ提供された蒸気から回収された水です。
技術ガイダンス
貴社事業として管理(所有、運営、あるいは直接リース)している工場の敷地内や操業の中で、使用している水源を全て含めてください。 契約している社員食堂やレンタルショップなど、外部委託サービスは除外してください。
水使用を追跡することは、水使用管理の第一歩とみなされます。 以下のことから始めることをお勧めしています。
- 事業プロセスと運用プロセスを精密に計画し、水源、水を消費する場所や工程を特定する。
- 以下のように、水使用データを収集および追跡する手順の確立。
- 公共料金請求書から、購入した推量を判断します
- 雨水や再利用水など、その他の水源から消費した推量を追跡する手法を確立します
- サブメーターを設置して、工場で使用した水の量を追跡します
- 確認しやすい形式[Excelなどのスプレッドシートや、人間が読める形式でデータをエクスポートできる同様の分析ソフト(Excelやcsvなど)]で追跡データ(日次、週次、月次消費量記録など)を記録し、検証時に確認できるよう、関連した裏付けとなる証拠を保管する。
検証方法
- 必要書類
- 水消費量の記録(例:毎月の請求書や年間消費量記録、メーター記録(メーター記録を確認できるなら、エクセル表で記載されたメーター記録でも可))。これらの総消費量は、全ての質問に対する回答と一致すること。
- 該当する場合、メーターの較正記録(製造元の仕様に従って、など)
- 該当する場合、記録のある推定方法
- 検査 – 物理的に見る検査対象
- 取水源や抽水源を確認します。
- 工場に流量計がある場合い、それが所定の位置にあり、作動しているか確認してください。
廃水
本セクションの適用に関する完全ガイダンスが必要な場合は、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
この質問は、工場の基礎慣行に合わせて修正されています。 したがって、完全なHigg FEMの対応する質問とは異なります。 この質問の検証要件を満たすには、以下のガイダンスを参照してください。
産業廃水:工業加工、潤滑、メンテナンスなど、工場内におけるすべての製造および/または商業活動を含みます。
生活排水:寮、浴室、シャワー、キッチンなどからの廃水・廃液等発生した生活排水全てを含みます。
質問の意図
この質問の意図は、どれぐらい廃水が発生し、どこに排出しているのかを工場が確実に把握することにあります。 この情報は、工場の水収支から導き出すことができます。 この質問に回答することで、工場はいかに排水量を監視、管理しているか示すことができます。 貴社の排水量を把握することは、適切な処理方法を判断するための重要な最初のステップです。
廃水を追跡することで、工場の日常のオペレーションと、どのオペレーションが廃水量に影響を与えているのか可視化することができます。 廃水量を把握することは、環境保護への影響とオペレーションコストに直接関係しています。
技術ガイダンス
廃水の追跡には、該当する場合、生活排水および工業廃水の両方を含みます。また、施設内で排出、再生/リサイクル、または再利用される水で、工場内の製造活動および営利活動から発生したものを含みます。
廃水の追跡は、以下によって開始することが推奨されます。
- 廃水が発生し排出される箇所を工場内の場所や工程にマッピングする。
- 以下のように、廃水データを収集および追跡する手順を確立する。
- 施設内にメーターを設置する、または施設外の処理施設から測定値が記入された請求書を入手する。
- 推定技術により発生する廃水量を判断する場合、計算方法を明確にし、検証可能なデータの裏付けが必要である。
- 確認しやすい形式[Excelなどのスプレッドシートや、人間が読める形式でデータをエクスポートできる同様の分析ソフト(Excelやcsvなど)]で追跡データ(日次、週次、月次記録など)を記録し、検証時に確認できるよう、関連した裏付けとなる証拠を保管する。
廃水の測定と見積もりに関するその他のガイダンスは、以下でご覧ください。 2021 How to Higg FEMガイド – 廃水処理セクション
検証方法
- 必要書類
- くぁ廃水の排出記録(毎月の請求および年間の排出記録は、測定記録が検証に使用できる限り、スプレッドシート(Excelなど)にまとめられた計測記録で問題ありません)。
- 該当する場合、メーターの較正記録(製造元の仕様に従って、など)
- 検査 – 物理的に見る検査対象
- 廃水・廃液は、直接廃水・廃液処理施設に移動しますか?あるいは排出する前に何らかの処理を行いますか?
- 表流水や雨水はコンタミや閉塞することなく流出しますか?
- 廃水・廃液の排出を管理するために確立した手順に従っていますか? (例、 廃水の管理, 活動など)
- 環境への流出や漏水が見られますか?
- ボイラーのブローダウンや、水を回収して追跡するその他の膜洗浄作業はありますか?
- (工場が「メーター」方法を選択した場合)設置されている流量計は、目盛付きでまた読みやすいですか?
以下の質問は、産業廃水が発生する工場のみを対象としています。
以下の質問は、工業廃水を生成する施設にのみ適用されます。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
以下の質問は、外部の廃水処理施設を利用している工場のみを対象としています。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
以下の質問は、産業廃水が発生する工場のみを対象としています。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
以下の質問は、産業廃水が発生する工場のみを対象としています。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
以下の質問は、サイトで処理される工業廃水を生成する工場のみを対象としています。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
以下の質問は、サイトで処理される生活排水を生成する工場のみを対象としています。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
以下の質問は、浄化槽を使用して廃水を処理する工場のみを対象としています。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
大気排出
本セクションの適用に関する完全ガイダンスが必要な場合は、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
以下の質問は、大気排出の発生源がある工場にのみを対象としています。
この質問は、工場の基礎慣行に合わせて修正されています。 したがって、完全なHigg FEMの対応する質問とは異なります。 この質問の検証要件を満たすには、以下のガイダンスを参照してください。
質問の意図
この質問は、工場のオペレーションからの大気排出源全てのインベントリ作成を促すものです。
技術ガイダンス
大気環境基準:工場は、関連する環境品質ガイドラインに到達するか、それを超える汚染物質濃度をもたらす排出、または関連する環境大気品質ガイドラインの達成に重要な阻害要因をもたらす排出を行ってはなりません。規制の評価(許可)に、地表濃度測定を利用している国もあります。
排出基準(濃度):大気汚染の制限は、濃度制限であることがあります(ppm、mg/m3など)。 規制当局は、全体の大気汚染の軽減目標に基づき、排出の濃度上限を設ける場合もあります。 例:自動車の場合、政府は排気ガスで測定される濃度制限を規制する場合があります。
排出基準(量):大気汚染限度は、発生源からの実際の排出量によっても測定される場合があります。 工場全体からの年間排出量を制限する規制当局もありますが、規制またはその他の要件によって具体的に定義または特定された点源排出を適用する規制当局もあります。
排出を監視することに対する規制の要件は、地域の規制要件により異なります。 変動のある排出源からの年間排出量も、プロセスインプット(所謂、工程で使用された化学物質の量や種類など)に基づいた工学的な推算やモデリングにより判断する必要があります。
大気排出インベントリの作成
排出と排出源を追跡、管理するためには、工場は大気排出インベントリを有する必要があります。 工場のインベントリを作成するには、すべての補助的な活動と設備からの排出量を含める必要があります。 定期的に見直しを行い、インベントリが必ず最新状態であるようにしてください。 このインベントリには、許可によって規制されている排出源と、現在規制されていない排出源を含める必要があります。
下記の要素は、インベントリに含むべき項目例です。(出典: GSCP):
- 既知の汚染物質、あるいは存在している可能性の高い汚染物質
- 排出される各汚染物質の量
- 排出/排出ポイント
- 制御装置およびその動作パラメータ
- 検査・測定の頻度
- 法規制の遵守
インベントリ例はこちらからダウンロードすることができます。:https://www.sumerra.com/wp-content/uploads/Air-Emissions-Inventory.xlsx
エミッション試験(濃度):エミッション試験は、濃度によって規制される場合があります。これには、特定の試験場所で時間あたりに一定の排出量を下回る必要があります。 試験は典型的なオペレーション状況で実行する必要があり、非標準的な試験または計算は個別に検討します。 排出量を決定するために使用される試験方法や機器には、最小時間および/または試験要件の繰り返しがある可能性が高く、これらの統計的変動を考慮する必要があります。
排出源の種類による複数の排出ポイント(ボイラーや複数の溶媒塗布プロセスなど)は、報告の目的上、単一の排出源とみなされる、または場所別に区切られる場合があります。
検証方法
- 必要書類
- 工場のオペレーションに関連するすべての発生源からの大気排出量のインベントリ。
- エミッション試験またはモニタリング報告書 テスト報告書が検証に使用できる限り、スプレッドシート(Excelなど)にまとめられたテストデータで問題ありません。
- 検査 – 物理的に見る検査対象
- リストに上がっている大気排出源の工場敷地内評価
- 排出源リストに、関連する設備が全てリストされるようにします。
以下の質問は、大気排出の発生源がある工場にのみを対象としています。
この質問は、工場の基礎慣行に合わせて修正されています。 したがって、完全なHigg FEMの対応する質問とは異なります。 この質問の検証要件を満たすには、以下のガイダンスを参照してください。
質問の意図
この質問の意図は、貴社工場が工程における大気汚染源を把握し、対策と除去を行って監視、制御することです。
技術ガイダンス
排気筒や煙突で捕捉されて排出されるかどうかに関わらず、すべてのプロセス排出量を追跡する必要があります。 これには、乾燥室のような非点源や屋外の埃などのような大気漏洩も含まれます。
下記の要素は、インベントリに含むべき項目例です。 (出典: GSCP):
- 既知の汚染物質、あるいは存在している可能性の高い汚染物質
- 排出/放流ポイントまたは場所(該当する場合)
- 法的規制の遵守(該当する場合)
ノンポイントソース排出の汚染物質の量を判断するには、異なる方法が必要とされます。大気排出量を決定する方法について追加の説明と例を以下に示します。
- インベントリに基づく(排出可能性、PTE)
- 排出の可能性とは、エネルギー生成と化学物質処理を含むすべての大気排出のインベントリを調べて、その工場から排出される可能性のある最大量を設定することです。
- インベントリに基づく(排出可能性 + 物質収支および/または除去)
- PTE分析が完了後に、物質収支および/または除去の仮定が追加される場合があります。
- 排出係数に基づく(工場またはオフサイトテスト)
- 排出係数は、特定のプロセスでの標準的な排出率を表します。この係数を使用するには、一般的なレシピとツールが同じか類似していれば、同じ排出量を得ることができる点にご注意ください。 特定の工場では、そのオペレーションを表すために数百または数千もの排出係数が必要になる場合があります。 この手法を実施するには、テストやドキュメンテーションがすべて利用できるようになっている必要があります。 レシピとツールの設計が頻繁に変更されない場合、または同様のレシピが長期間使用される場合、繰り返しのエミッション試験を避けることができ、これは排出量を推定するための非常に費用効果の高い方法となります。
いずれにせよ、排出量試算方法は、発生源タイプに適用可能でなければなりません(例えば、断続的な活動または異なる化学物質を切り替える頻度が高い場合、そのプロセスの年間溶媒消費量に基づいて排出量を試算することができます)。
物質収支の例:排出量は、使用される材料の化学組成(OC含有量の割合、または個々の汚染物質の割合)および年間使用される化学物質の量(リットル/年)に基づいて推定できます。
検証方法
- 必要書類
- 製造工程から出る全ての排出源に対する大気排出インベントリ
- エミッション試験またはモニタリング報告書 テスト報告書が検証に使用できる限り、スプレッドシート(Excelなど)にまとめられたテストデータで問題ありません。
- 検査 – 物理的に見る検査対象
- 排出源リストに、関連する設備が全てリストされるようにする。
- 政府や認可機関が規制している全大気排出源(設備)のテスト結果を裏付ける書類
大気排出の追跡に関するその他のガイダンスは、以下でご覧ください。2021 How to Higg FEMガイド – 大気排出セクション
以下の質問は、大気排出の発生源がある工場にのみを対象としています。
冷媒の使用/排出を追跡していますか?
この質問は、工場の基礎慣行に合わせて修正されています。 したがって、完全なHigg FEMの対応する質問とは異なります。 この質問の検証要件を満たすには、以下のガイダンスを参照してください。
冷媒を既存の設備に追加するということは、システムに漏れがあることを示唆しています。
次の場合のみ「いいえ」と回答することができます。報告年次中、既存の設備に冷媒を追加していない。
報告年次中、既存の設備に冷媒が追加されたかどうかわからない場合は、不明と回答する必要があります。
冷媒が追加されたことは知っているが、量が不明な場合は、「貴社工場は、この報告年次中に既存の設備に冷媒を追加しましたか?」の質問に「はい」と回答し、 「冷媒の使用・排出を追跡していますか?」の質問に「いいえ」と回答してください。
質問の意図
この質問は、使用されている冷媒、工場内のどこで使用されているか、また大気に排出されている可能性のある冷媒の量を特定するのにも役立ちます。
技術ガイダンス
冷媒はオゾン層破壊物質であり、一般的な冷媒が持つ比較的高い地球温暖化係数(GWP)により、GHG排出と気候変動にとって有害な原因となる可能性があります。 冷媒は、機器からの漏れ、点検・修理、廃棄によって排出されることが多い物質です。
近代的な設備は漏れを最小限に抑えるように設計されているものの、発生している場合には漏れを特定することが重要です。 漏れは通常、機器に冷媒を追加する必要があることで確認できます。 漏れを修正するための行動計画を立てたり、冷媒の漏れをなくすために機器をアップグレードしたりすることも重要です。
冷媒を生産現場で使用する場合は、これらのガスを段階的に使用停止するための解決策を検討する必要があります。 もう1つの解決策は、冷媒、エアゾール噴射剤、発泡剤の用途にHFOなどの地球温暖化係数(GWP)が低い冷媒を使用することです。
検証方法
- 必要書類
- 冷媒設備の、全てについて最新の冷媒への交換など、設備の点検・修理に関する記録
- これらの記録には、過去12か月間に冷媒が追加されていないことを示す必要があります。
- 検査 – 物理的に見る検査対象
- 行き届いた設備メンテナンスの記録。
- 潜在的な冷媒の漏洩
以下の質問は、大気排出の発生源がある工場にのみを対象としています。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
以下の質問は、大気排出の発生源がある工場にのみを対象としています。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
廃棄物
貴社では、無害廃棄物の流れを追跡していますか?
この質問は、工場の基礎慣行に合わせて修正されています。 したがって、完全なHigg FEMの対応する質問とは異なります。 この質問の検証要件を満たすには、以下のガイダンスを参照してください。
ここには無害な生産廃棄物および一般廃棄物が含まれます。
質問の意図
質問の意図は、貴社工場内で発生する無害廃棄物(製造過程および生活廃棄物の両方で)に対する意識を高め、発生するあらゆる種類の廃棄物量を追跡し始めることにあります。 廃棄物の削減と転換方法について戦略的な決定を下すには、廃棄物の発生源を知る必要があります。 貴社における現在の廃棄物管理の慣行を理解し、最も多く廃棄物を発生する発生源の改善に優先順位を付けることが重要です。 これを行うことで、廃棄物を削減し転換するためのより効果的な選択肢を見つけることができます。
技術ガイダンス
廃棄物管理は、廃棄物リストの作成を検討することから始まります。 廃棄物追跡および報告プログラムを確立するときは、次のことを行うことから始めます。これは、この質問の対象となる非有害廃棄物と質問2で取り上げられる有害廃棄物追跡に適用されます。
- ビジネスプロセスとオペレーションプロセスを明確化し、廃棄物が発生している場所と発生しているすべての廃棄物種を特定します。
- 以下のように、廃棄物データを収集および追跡する手順を確立します。
- オンサイトスケール、廃棄物の送り状や積み荷目録、販売された廃棄物の領収書などを使用し、発生した廃棄物の正確な量を得ます。
- 確認しやすい形式[Excelなどのスプレッドシートや、人間が読める形式でデータをエクスポートできる同様の分析ソフト(Excelやcsvなど)]で追跡データ(日次、週次、月次の廃棄物量など)を記録し、検証時に確認できるよう、関連した裏付けとなる証拠を保管します。
検証方法
- 必要書類
- 工場が発生させる無害廃棄物全てのリスト
- 製造廃棄物
- 包装廃棄物
- 生活廃棄物
- 「すべての」非有害廃棄物(廃棄物処理業者からの請求書、スプレッドシート(Excelなど)にまとめられた計量記録などは、裏付けとなる証拠がレビューに利用できる限り問題ありません。)の処分の量と種類(処分先を含む)の両方を追跡するための記録。
- 工場の無害廃棄物源を完全に追跡している。
- 工場が発生させる無害廃棄物全てのリスト
- 検査 – 物理的に見る検査対象
- 無害廃棄物の発生源
- 廃棄物量を測定する機器
- 廃棄物処分のための回収場所
有害廃棄物の流れを追跡していますか?
この質問は、工場の基礎慣行に合わせて修正されています。 したがって、完全なHigg FEMの対応する質問とは異なります。 この質問の検証要件を満たすには、以下のガイダンスを参照してください。
質問の意図
質問の意図は、現場で発生するすべての有害廃棄物タイプに対する認識を確立し、発生した廃棄物タイプ別の量および処分方法を追跡することです。 廃棄物の削減と転用、廃棄物管理の改善について戦略的な決定を下すには、廃棄物の発生源を知る必要があります。
技術ガイダンス
すべての有害廃棄物は、その危険な特性のため、現地の法律および規制を満たすべく、十分に追跡および管理する必要があります。 有害廃棄物を識別するために、各国には独自の国家危険廃棄物リストおよび危険廃棄物鑑別基準があります。 そういった基準やリストを参照してください。
有害廃棄物は無害廃棄物に比べると、環境や人体の健康にとってより深刻なリスクとなります。
有害廃棄物に関する現地の法律や規制に適合し、廃棄方法(エネルギー回収による削減、リサイクル、焼却など)を改善する機会を知るために、各廃棄物の廃棄方法を明確にすることも重要です。
有害廃棄物が、承認された施設で適切に取り扱われ、処理、処分されていることを定期的に確認することを推奨します。
汚染された物質の例としては、機械を洗浄するために使用された綿やナイロンなどがあります。 油圧オイル、潤滑油、インク、化学物質などで汚染された生地は有害廃棄物として扱うことができます。
注意:しかし、有害廃棄物と無害廃棄物の分類は、その国々の法規制によって異なる場合があり、どの「廃棄物」が有害かの分類するため定義が異なる場合があります。 工場は廃棄物の法的必要条件に準ずる必要があります。 法的必要条件がない場合は、更に厳しい産業ガイドラインを選択してください。
検証方法
- 必要書類
- 工場で発生する無害廃棄物全てのリスト
- 製造廃棄物
- 包装廃棄物(例、化学物質の缶や容器)
- 生活廃棄物
- 「すべての」有害廃棄物(廃棄物処理業者からの請求書、Excelなどのスプレッドシートにまとめられた計量記録などは、裏付けとなる証拠がレビューに利用できる限り問題ありません。)の処分の量と種類(処分先を含む)の両方を追跡するための記録。
- 有害廃棄物取り扱い許可証(該当する場合)
- 工場の有害廃棄物源を完全に追跡している。
- 工場で発生する無害廃棄物全てのリスト
- 検査 – 物理的に見る検査対象
- 有害廃棄物の発生源
- 廃棄物処分のための回収場所
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
化学物質管理
本セクションの適用に関する完全ガイダンスが必要な場合は、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
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以下の質問は、生産工程で化学物質を使用している工場のみを対象としています。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
以下の質問は、生産工程で化学物質を使用している工場のみを対象としています。
この質問は、完全なHigg FEMとFEMの基礎の全編で共通しています。 完全なガイダンスには、2021 How to Higg FEM ガイドを参照してください。
以下の質問は、生産工程で化学物質を使用している工場のみを対象としています。
この質問は、工場の基礎慣行に合わせて修正されています。 したがって、完全なHiggFEMの対応する質問とは異なります。 この質問の検証要件を満たすには、以下のガイダンスを参照してください。
質問の意図
この質問が意図する行動は、施設がMRSLを理解するためのものです。MRSLは、工場、その請負業者および下請け業者内がそれに準拠した化学物質の購入および化学物質リストを実現するために使用します。 手順は正式に書面により文書化し、年に1度更新する必要があります。
技術仕様の指示に従い準拠化学物質を使用する工場では、多様な排出物の環境に対するより良い結果を得、一貫した RSL 素材遵守を行うため、MRSL は重要です。
技術ガイダンス
MRSL準拠とみなされるすべての製品については、工場内に存在するMRSLを検証するための適切な手順が必要です。
検証方法
- 工場またはその親会社や企業グループは、十分に文書化され(書面)、法規制や顧客のMRSL要件への遵守を監視し、更新し、示している化学物質の確認手順を提示することができます。
- 手順には、MRSL に対して、購買に先立ち化学物質が検証/確認されている方法も示す必要があります。
- 必要書類:
- 既存化学物質リスト(CIL)
- 化学物質検証方針およびプロセスフロー
- 非適合化学物質リスト
- 工場に適用可能なMRSL(工場自体のMRSL、顧客のMRSL、ZDHC MRSLなど)
- 化学物質供給業者提供のポジティブリスト
- 化学物質名、発行日、テスト報告書を伴う MRSL 適合書
- 検査 – 物理的に見る検査対象
- 提供された目録リストに対する、化学物質または材料の使用に関する作業プロセスの一部を視覚的に検証する。