HIGG FSLMを展開することは、サプライチェーン・パートナーおよびその労働環境プラクティスと影響について深く知るために最良の方法です。本セクションでは、ロールアウトを成功させるための準備に必要なすべてのステップと情報を紹介します。
1. 準備方法
準備の第一段階は、情報収集とタイムラインの設定です。
- タイムライン:FSLM完成に向けたケイデンス日を決定します。FSLMはできる部分からどんどん進めていく形で完成させるため、完成のタイミングは決まっておらず、ブランドの判断に委ねられます。
- 施設・工場一覧:対象となる施設・工場を選択し、Higg ID、住所、連絡先などの関連情報を収集します。
- 要件:FSLMの完成を必須とするか、要件とするかを決めます。履歴から見ても成功率が格段に上がるため、必須条件とされることをお勧めします。
- 検証:自己評価だけでなく、依頼または検証依頼をするつもりであれば、事前に計画を立てます。決められた期限までに自己評価と検証の両方を完了するためにも、施設・工場が十分な準備期間を確保できるよう、伝達を早めに行いましょう。さらに、vFSLMの完了を依頼する国すべてにおいて検証が可能かどうかを確認します。
- コミュニケーションプラン:施設・工場との要件やサポートリソースに関する定期的なコミュニケーションは、モジュールを成功裏に完了することにおいて最良の方法です。
また、FSLMの展開をサポートするために当社の導入ツールを使用する予定であれば、こちら でガイダンスを確認するか、こちらで導入ツールのオンボーディングをご覧ください。
また、Higgカスタマーサクセスチームによる様々なレベルのサポートをご用意しておりますので、こちらでご覧ください。
2. 施設・工場に関するプロセス
FSLMを完成させる施設・工場の全体的な流れについては、以下をご覧ください。このツールには、大量のデータや情報が必要です。施設・工場がFSLMおよび/または他の労働環境評価になじみがあるかによって、施設・工場が自己評価を完了するまでに3~6週間、初めてご使用の場合はそれ以上の時間を要する場合があります。検証には、更に2〜3ヶ月かかります。

3. 施設・工場パートナーへの支援
FSLMの完了プロセスにおいてサポートを提供し、施設の様子を確認することは、FSLM展開の成功のためには非常に重要となります。ちょっとしたヒントのご紹介:
- 施設・工場パートナーとの要件や納期に関する定期的なコミュニケーション
- 施設・工場向けのFSLMガイダンスやサポートチケットの提出先など、役に立つリソースを共有し、今後開催されるトレーニングウェビナーへの参加または過去に録画したウェビナーの視聴を施設・工場に呼びかける。