Higg 工場環境モジュール(FEM) – 用語集 2021

用語 解説 排出源 参照先
絶対的削減 工場の規模、生産量、生産時間、原材料使用量またはその他のビジネス指標に関係なく、実際のユーティリティ消費量の削減(例:使用する電力のkWh数、暦年内に工場全体で使用する水の立方メートル数)または発生した汚染(例:暦年内の工場全体の有害廃棄物のkg数) 。 Higgインデックス
大気排出インベントリ 大気への排出インベントリは、排出とその発生源の詳細なリストであり、排出源ごとに以下の情報を含める必要があります。
  • 既知の汚染物質、あるいは存在している可能性の高い汚染物質
  • 排出量(わかっている場合、または試算されている場合)
  • 排気筒(煙突)や換気口などの場所
  • 設置されている制御装置(除去装置など)
  • 監視頻度
  •  特定の排出が法的に規制されているかどうか
Higgインデックス
大気汚染管理 大気汚染管理とは、良好な公衆衛生のために空気の純度の基準を維持するために取られる措置です。植物や動物の生命および生息地保護、可視性、安全な地上輸送や航空輸送を目指すものです。 OECD リンク
https://stats.oecd.org/glossary/detail.asp?ID=87全廃棄物の流れ 全廃棄物の流れとは、製品製造やオフィスから、食堂や寮から、またサービスのために工場を来訪する業者から発生する廃棄物など、工場施設内で発生するすべての廃棄物を指します。 Higgインデックス
代替評価 懸念される化学物質の代替物(化学物質または非化学物質)を特定するプロセスを言います。同等にまたはそれ以上に有害である代替物質をスクリーニングし、技術的にも環境的にも可能であり、環境や人体に著しい影響を与える可能性のない代替物質を選択します。 OIA – 化学物質管理フレームワーク用語集
コーティング 生地やフットウェアに使用されるコーティング剤またはラミネートおよびその両方。 コーティングは、複合成分(2種類以上の材料)、微多孔質(孔径が2 nm未満の材料)、またはモノリシック(縫い目や接合部のない単一の被覆)などの場合があります。 Higgインデックス
ベースライン ベースラインとは、設備使用が改善されるための最初の指標です。  最初の指標というのは、改善を評価するためのしっかりした出発点を確立するために最初に計測するべきものだからです。 それはベースラインが計算される特定の時間枠、通常は年間消費量を参照する必要があります。  固有の変数を特定することにより、指標はより正確になります。 Higgインデックス
生物化学的酸素要求量(BOD) 生物化学的酸素要求量または生化学的酸素要求量(BOD)は、水中の有機物レベルの指標です。すなわち、水中の有機体が有機物を消費する場合の酸素が使用される割合です。 一般的にBODが低ければ、水/廃水の水質は良いと言えます。 Higg インデックスおよび GSCP
バイオマス バイオマスとは、生存している生物または最近まで生存していた生物からの生物由来物質です。 持続可能なバイオマス源は以下を指します。 • 栽培地で食用作物と競合しないエネルギー作物;エネルギーに適用するために特別に栽培された高収穫作物。 • 農業残留物:小麦わらや籾殻などの農業収穫や加工からの残留物。 •持続可能に収穫された木材および森林の残留物。 • 木材の廃材 Higgインデックス
汽水表面水・海水 汽水とは、塩分濃度が比較的高い(10,000 mg/l 以上)水を差します。 海水は一般的に塩の濃度が35,000 mg/l以上です。 CDP 水に関する報告ガイダンス リンク
https://b8f65cb373b1b7b15feb-c70d8ead6ced550b4d987d7c03fcdd1d.ssl.cf3.rackcdn.com/cms/guidance_docs/pdfs/000/000/225/original/CDP-Water-Reporting-Guidance.pdf?1478544069CAS番号 CAS 登録番号(一般的にCAS RN®または CAS番号と呼ばれます)は、化学物質に対する固有の明白な識別子として広く使用されています。  CAS登録番号自体には、化学的に重要な意味はありませんが、体系的、一般的、独占的または種小名を表す名前が数多くあるような場合に、化学物質または分子構造を識別するための明白な方法となります。 CAS リンク
http://www.cas.org/about-cas/faqs化学的酸素要求量(COD) 化学的酸素要求量(COD)は、水中の有機物レベルおよび化学物質レベルの指標です。すなわち、水中で有機物および化学物質を消費される場合の酸素が使用される割合です。 一般的にCODが低ければ、水/廃水の水質は良いと言えます。 GSCP
循環型経済 循環型経済は従来の線形経済(製造、使用、廃棄)に取って代わるものです。資源をできる限り長く保ち、使用中にはそこから最大の価値を引き出し、耐用年数回収して製品を再生産するものです。 WRAP リンク
http://www.wrap.org.uk/about-us/about/wrap-and-circular-economy気候変動 気候変動とは、地球、地域、都市の気候における長期的な変化を指します。 そこには、温暖化、寒冷化、気温以外の変化も含まれます。 NASA リンク
https://www.nasa.gov/audience/forstudents/5-8/features/nasa-knows/what-is-climate-change-58.html生活用水 飲料水やトイレの水など工場で製造以外の目的に使用される水を指します。 Higgインデックス
緊急対応計画(ERP) 緊急対応計画とは、緊急事態への対応を早期に行うための業務、機能、および人員の効率的な配備と調整のための行動計画です。 WREM リンク
http://www.wrem.ca/en/emergencyplans/購入エネルギー 購入エネルギーは、電力、蒸気、熱などの形態で公共および民間の提供企業から購入することができます。 Higgインデックス
エネルギー源 機械工作を行うまたは熱を発生させる、化学的・物理的プロセスを操作するために使用することができる物質または現象を指します。 ISO リンク
https://www.iso.org/obp/ui/ – iso:std:iso:13600:ed-1:v1:en環境マネジメントシステム 管理システムとは、方針および目標を設定し、その目標を達成するための相互に関連する要素の集合を指します。 環境マネジメントシステムには以下が含まれます: a. 環境方針 b. 計画:環境リスクアセスメント、目的および目標設定 c. 導入および実施:実施手順、適切な研修、ドキュメンテーションとその管理 d. 確認:監視および測定、監査および調査 e. マネジメントレビュー ISO14001:2004 に基づくGSCP、Higgインデックス
環境方針 方針には、工場での活動、製品、点検修理が記述されます。工場で確認された重要な環境状況に関連する法律その他要件の遵守に対するコミットメントはもとより、継続的な改善および汚染の回避へのコミットメントも含まれます。 環境方針では、環境に関連した目的・目標をせっていし検討するフレームワークを目指します。 Higgインデックス
最終処分 最終処分とは、廃棄物の最終的な転換または破壊の最終ステップです。  貴社の請負業者が廃棄物を回収し、別の企業に販売している場合、最終処分は貴社工場の廃棄物をリサイクル、焼却、処理(物理的または化学的処理)、埋立などの方法で、最終的に処理する企業に委ねられます。 工場内では、廃棄物の回収エリアや、管理が行き届いていることを確認して管理することができます。 Higgインデックス
発泡体 包装およびフットウェアで一般的に使用される固体の「連続気泡」または「独立気泡」発泡材料。 EVA、PE、PUフォームがそれに該当します。
化石燃料 化石燃料とは、石炭、石油、天然ガスを指します。 古代の植物や動物の生命活動に由来するものです。 OECD リンク
https://stats.oecd.org/glossary/detail.asp?ID=1062表流水(淡水) 表流水は、地球表面上に自然に存在する水で, 氷床、氷冠、氷河、氷山、湿原、池、湖、河川や小川などの表流水です。 (地下に溜まっている淡水は「地下水」で、海洋は淡水ではありません。) 淡水に一般的に分類される水は、溶解した塩の濃度や他の溶解可能な固形物の濃度が低い水です。(1,000mg/l以下) CDP 水に関する報告ガイダンス リンク
https://b8f65cb373b1b7b15feb-c70d8ead6ced550b4d987d7c03fcdd1d.ssl.cf3.rackcdn.com/cms/guidance_docs/pdfs/000/000/225/original/CDP-Water-Reporting-Guidance.pdf?1478544069淡水 最も一般的な淡水使用は、市水飲料水です。  他の水源は地下水井戸、表流水(湖、河川、小川)、雨水や凝縮液の場合があります。凝縮液は、外部水源からビジネスへ提供された蒸気から回収された水です。 Higgインデックス
ウォーターフットプリント(淡水) ウォーターフットプリント(淡水)は、商品やサービスを製造するときに使用された淡水の、ある特定の期間の総水量と定義されます。  これには食堂、寮、敷地の水やり、車両の洗浄など、全ての淡水の使用を含みます。  この数値は環境への影響を表します。淡水使用と環境への影響は関係しているからです。  持続可能なビジネスとは、淡水のウォーターフットプリントの最小化を促進させるものでなければなりません。  様々な方法で淡水の使用量を削減することができます。例えば、漏れの修理、製造工程の効率化、技術のアップグレード、水の再利用・リサイクルなどです。 Higgインデックス
漏洩 漏洩排出は、確実に排気筒、煙突、通気口、その他同様の機能を持つ開口部を通ることのない排出と定義されます。 US EPA リンク
https://www.epa.gov/sites/production/files/2015-07/documents/fug-def.pdf世界調和システム(GHS) GHS とは、危険有害性に関する国際的な危険有害性分類基準と表示方法のことです。 GHS は、化学物質の有害性を定義・分類し、ラベルおよび安全データシートで安全衛生情報を通知します。 その目的は、危険性を分類するルールおよび、ラベルや安全データシートの書式や内容を統一して全世界で採用し使用することです。 GHS は、国際的な危険性通知の専門家が開発しました。 CCOHS リンク
http://www.ccohs.ca/oshanswers/chemicals/ghs.html温室効果ガス(GHG)排出 大気中に熱を閉じ込めるガスが温室効果ガスと呼ばれます。 気候変動の量と割合に影響を及ぼす主な人間活動は、化石燃料の燃焼による温室効果ガスの排出です。 京都議定書で規制されたもっとも一般的な GHG は、通常 GHG リストで説明されており、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、亜酸化窒素(N2O)、六フッ化硫黄(SF6)、ハイドロフルオロカーボン(HFCs)、パーフルオロカーボン(PFCs)および三フッ化窒素(NF3)です。 工場での GHG排出は、「カーボンフットプリント」と呼ばれることもありますが、工場における活動の結果として大気中に排出される GHG 量を意味し、江ネルギーの使用、冷媒使用、廃水処理などが該当します。 工場の GHG排出測定および追跡の範囲は、ISO14064、GHGプロトコル – コーポレート基準(改訂版)など、様々な国際評価基準で定義されています 地域の GHG 評価要件および基準が使用されることもあります。 US EPA および GHGプロトコルから採用
地下水 地表の下の土壌内にある水のことで、たいていの場合、その中の水圧は大気圧より大きい状況下にあり、土壌空間の大部分が水で満たされています。 再生不可能な地下水は、一般的にかなり深いところにあり、簡単に水が溜まることはなく、溜まるまでにとても長い時間がかかります これは「化石」地下水源と呼ばれることがあります。 CDP 水に関する報告ガイダンス リンク
https://b8f65cb373b1b7b15feb-c70d8ead6ced550b4d987d7c03fcdd1d.ssl.cf3.rackcdn.com/cms/guidance_docs/pdfs/000/000/225/original/CDP-Water-Reporting-Guidance.pdf?1478544069有害廃棄物 有害廃棄物は、その化学的、物理的、生物学的特性(可燃性、爆発性、毒性、放射能性、感染性があるなど)のために、公共衛生や環境を害する可能性がある廃棄物です。 米国環境保護庁は、有害廃棄物を「我々の健康や環境にとって危険、あるいは潜在的に有害な廃棄物」と定義しています。 有害廃棄物は液体、固体、気体あるいは汚泥である場合があります。 US EPA
Higg FEMトレーナー Higg Index FEMトレーニングを提供する資格のある個人。 Higg FEMトレーニング・プログラム リンク
エネルギー回収型焼却 意図的に焼却、ガス化、嫌気性消化や他の技術に使用して、材料の固有のエネルギー価値を回収する材料を指します。 環境への影響を予防して、リソースの活用を最大化する方法が求められます。 Higgインデックス
断熱材 熱、音または電気の伝達を低減または防止するために使用される物質。 断熱材は、天然(ダック/グースダウン、ウールなど)または合繊(ポリエステル断熱材など)がありえます。
焼却 回収し、国際基準を満たす焼却プロセスを通じて管理される材料を指します。 Higgインデックス
埋立処分 回収し、国際基準を満たす埋立処分プロセスを通じて管理する材料を指します。 Higgインデックス
汚液 汚液とは、任意の廃棄物を通って浸透するとき、廃棄物から排出される(例えば、食品廃棄物に含まれる水)液体(雨など)です。 廃棄物の種類や古さによって、汚液の組成は様々です。 汚液には通常、溶解物質と浮遊物質の両方が含まれます。 Higgインデックス
製造時使用制限物質リスト ZDHC MRSL は使用禁止の対象となる化学物質リストです(「使用禁止」2ページを参照してください)。 MRSLは、アパレルやフットウェアに使用する材料や副資材を処理する工場で使用される化学物質に適用されます。  ZDHC MRSLに記載される化学物質には以下が含まれます。:溶剤、クリーナー、接着剤、塗料、インク、洗剤、染料、着色剤、助剤、コーティング剤および仕上げ剤で、原材料製造、湿式処理、保守、廃水処理、衛生、有害生物防除に際して使用されるもの。 ZDHC リンク
http://www.roadmaptozero.com/fileadmin/pdf/MRSL_v1_1.pdf材料廃棄物 この廃棄物には、製造中に発生するスクラップ、または残留物/未使用物が含まれます。 アパレル、テキスタイル、フットウェア業界における材料廃棄物の例(網羅的ではありません): • 皮革(人工または天然) • ガラス • 生地(綿、ナイロン、混紡) • ポリウレタンフォーム(積層または非積層) • 裏地材 • ゴム • EVA • 裏地材 • 混合材料廃棄物 Higgインデックス
市水 自治体その他公共のプロバイダーから提供される水。 CDP 水に関する報告ガイダンス リンク
https://b8f65cb373b1b7b15feb-c70d8ead6ced550b4d987d7c03fcdd1d.ssl.cf3.rackcdn.com/cms/guidance_docs/pdfs/000/000/225/original/CDP-Water-Reporting-Guidance.pdf?1478544069無害廃棄物 商品およびサービスの消費および商品の製造から廃棄された物質(例:布、革、プラスチック、紙または包装廃棄物) 無害廃棄物には通常、無害な生産廃棄物と家庭廃棄物が含まれます。 生ごみ、プラスチックごみなどの無害廃棄物も、適切に管理しないと、汚染の原因となり、火災リスクを伴います。 Higgインデックス
正規化データ 正規化データには、工場従業員一人当たりが使用する電力の kWh、製造部門ごとの 有害廃棄物の kg など、あらかじめ定義された変数(または変数セット)に対する総量または使用データの比較が含まれます。 企業は、絶対または正規化されたデータが、照合/報告データとして最も適切かつ代表的なデータになるかどうかを判断することができます。 このドキュメントで説明する各パフォーマンス領域には、データを正規化するための変数の例を取り上げています。 GSCP
正規化した値での削減 実際のユーティリティ消費(使用される電気の平均kWh数、または暦年内に現場で従業員ごとに使用される水の立方メートル数など)の削減/発生する汚染(暦年内の生産単位あたりの有害廃棄物の平均kg数など)で、基準年に正規化されたユーティリティ/発生した汚染と比較する場合の、ビジネス基準(ユニットまたは生産量、ユニット収益、ユニット総売上、ユニット回転率、正規社員相当、平方フィートなど)に対して正規化されたもの。 正規化された値を計算するには、所定期間内に発生したユーティリティ/汚染を測定し、選択した事業単位で割ります。 たとえば、正規化された廃棄物発生量は、次のように計算することができます。10,000 kg の廃棄物 ÷ 5,000 点の衣服 = 2kgの廃棄物/製品。
施設外廃水処理 施設外廃水処理施設は第三者企業や組織で、2社以上の汚染物質を排出している企業へ廃水処理サービスを提供し、廃水を回収します。環境へ直接排出した廃水は関連制限を満たす必要があります。 施設外処理施設は、公共の廃水処理施設、地域廃水処理施設である場合があります。(例、産業公園、産業地域など) Higgインデックス
施設内廃水処理 施設内廃水処理とは、工場だけで使用、管理する廃水処理施設です。 施設内処理施設で処理した廃水は、関連制限を満たし、直接環境に排出されます。あるいは(部分的施設内処理施設として知られる)施設外の第三者処理施設へと排出されます。 Higgインデックス
野焼き 野焼きとは、材木、廃車、繊維、おがくずなどを屋外で焼却するものです。 OECD リンク
https://stats.oecd.org/glossary/detail.asp?ID=1907認可 認可とは、準拠のために必要であり、政府に提出する書類のすべてを指します。以下が含まれますがそれらに制限されるものではありません。:政府の許可、認可、ライセンス、登録、証明書、年間政府報告書、特定の化学物質の登録など。 Higgインデックス  
個人用保護具 個人用保護具は、一般的に「PPE」と呼ばれる装具で、深刻な業務上の怪我や疾病の原因となる危険物質への暴露を最小限に抑えるために装着されるものです。 こういった怪我や疾病は、化学物質、放射線、物理的・電気的・機械的・その他作業場所での危険物との接触により発生します。 個人用保護具は、手袋、安全メガネ、安全靴、耳栓またはイヤーマフ、ヘルメット、防毒マスク、カバーオール、ベスト、フルボディスーツなどです。 米国労働省(US Department of labor) リンク
https://www.osha.gov/SLTC/personalprotectiveequipment/予防保全 予防保全(またはプリベンティブ・メンテナンス)とは、設備の一つ一つに対して定期的に行う保守作業で、潜在的な不具合を低減することが目的です。 予防保全は、予期せぬ故障が発生しないよう、設備が稼働中に行います。 Fiix リンク
https://www.fiixsoftware.com/maintenance-strategies/preventative-maintenance/工程用水 洗浄、仕上げ、ボイラーへの引き込み水など、工業用に使用される水を指します。 Higgインデックス
生成水 抽出や処理工程で、製品、他の原材料(例、原油、サトウキビ破砕の副産物)や中間製品、最終製品、副産物や水製品に直接接触したり、これらを製造する使用の結果生じた水。 再利用水やリサイクル水も含まれることにご注意ください。 CDP 水に関する報告ガイダンス リンク
https://b8f65cb373b1b7b15feb-c70d8ead6ced550b4d987d7c03fcdd1d.ssl.cf3.rackcdn.com/cms/guidance_docs/pdfs/000/000/225/original/CDP-Water-Reporting-Guidance.pdf?1478544069雨水 企業が例えば収集して使用するため、あるいは洪水防止のために雨水を管理している場合、水システムからの取水として見積もって開示する必要があります。 これにより企業は水への依存度とリスクについて更に理解が深まります。 CDP 水に関する報告ガイダンス リンク
https://b8f65cb373b1b7b15feb-c70d8ead6ced550b4d987d7c03fcdd1d.ssl.cf3.rackcdn.com/cms/guidance_docs/pdfs/000/000/225/original/CDP-Water-Reporting-Guidance.pdf?1478544069リサイクル 元の目的、あるいは別の目的に関わらず、製品、原材料、物質を得るために、廃棄物を再処理する必要があります。 これにはエネルギー回収や、燃料や埋め戻し作業で使用する材料への再処理は含まれません。 例:
  • プラスチックのリサイクルは、スクラップや廃棄プラスチック回収と、この物質を再処理して利用可能な製品にする処理のことです。ときに元の状態とは全く異なる形態になる場合があります。 例えば、炭酸飲料のボトルを溶かして、プラスチック製のイスやテーブルなどに成型することです。
  • 公園の遊び場の舗装面に使用されたプラスチックや交通整理のコーン
  • 家具、マットレス、毛布、おもちゃに使用される当て物や詰め物
Higgインデックス
再利用水 リサイクルされた工程用水:主要工程で再使用する処理済み廃水。 再利用水:再利用水が使用される分野以外で使用される処理済み廃水、例えばトイレや庭水など リサイクル水とは、処理して固形物や特定の不純物を除去し、指定の使用方法に関連した水質基準を満たした廃水をもう一度使用することです。 CDP 水に関する報告ガイダンス リンク
https://b8f65cb373b1b7b15feb-c70d8ead6ced550b4d987d7c03fcdd1d.ssl.cf3.rackcdn.com/cms/guidance_docs/pdfs/000/000/225/original/CDP-Water-Reporting-Guidance.pdf?1478544069再生可能エネルギー これは、再生可能なエネルギー源(枯渇しない、または自然に補充されるため使いつくされない)から生成されるエネルギーに関連します。 再生可能な資源は、永遠に持続するように、また供給に大きな影響を与えないように管理さすることができます。 化石燃料とは異なり、ほとんどの再生可能エネルギーは、副産物として二酸化炭素その他の大気汚染物質を大気中に排出しません。 地球上の化石燃料の量が減るにつれ、再生可能エネルギー源を見つけ、使用することはかなり重要になりつつあります。 再生可能エネルギーの例としては、太陽熱、バイオ燃料、風力、水力発電、地熱、潮流、波などです。 GSCP
規制物質リスト(RSLs) 事業体、取引グループ、その他の組織によって編集されている化学物質リストで、積極的に管理し、情報を伝えることを目的としています。 RSL には、排除/代替を目標とし、管理して使用すべく化学物質、また使用を禁止するか、規制する可能性のある化学物質が記載されています。 (米国アパレル・履物協会(AAFA)のRSLなど) OIA – 化学物質管理フレームワーク用語集
再利用 製品や製品の部品が廃棄物となった場合に、その廃棄物の回収オペレーションをチェック、洗浄、修繕する処理を行い、他の事前プロセスなしに、元の目的、あるいは別の目的でその廃棄物をもう一度使用することです。 例:
  • 化学物質の供給業者は、化学物資の容器を再利用して、同じ化学物質を入れることができます。
  • 残り生地は別の工場で再利用できます。
  • 充電式電池は何回も再利用できます。
Higgインデックス
ゴム素材 丈夫で柔軟、弾力性に優れた防水素材です。 天然ゴムは、通常ゴムの木からラテックスの形で収穫される有機化合物(イソプレン)を使用して生産されます。 合成ゴムは、任意の人工エラストマー(弾力性のあるポリマー)です。
安全データシート(SDS) SDS(材料安全データシート(MSDS)または製造安全データシート(PSDS)とも呼ばれます)は、製品管理および職業上の安全と健康のための重要なコンポーネントです。 安全データシートは、従業員や緊急対応担当者に、安全な方法で物質を取り扱いまたは作業する手順を提供します。そこには、物理データ(融点、沸点、引火温度など)、毒性、健康絵の影響、救急対応、反応性、保管、廃棄、保護具、流出時の対応などの情報が記載されている必要があります。 Higgインデックス
スコープ1 排出量 直接のGHG排出は、企業によって所有・管理されているソースから発生します。たとえば、所有・管理されているボイラー・溶鉱炉・車両などの燃焼からの排出、所有・管理されている加工設備における化学物質製造からの排出です。 GHGプロトコル リンク
http://www.ghgprotocol.org/corporate-standardスコープ2 排出量 スコープ2は、企業で消費する購入された電力が生成されることから発生する GHG 排出に関するものです。 購入された電力とは、購入された、もしくは社外から持ち込まれた電力、と定義されます。 スコープ2排出は、電力が生成される工場で物理的に発生します。 GHGプロトコル リンク
http://www.ghgprotocol.org/corporate-standardステークホルダー ステークホルダーは、以下のようにはばひろく定義されます(a)組織の活動、製品、および/またはサービスによって著しく影響を受けることが合理的に予想されるグループまたは個人、または(b)その行動は、組織がその戦略を首尾よく実施し、その目的を達成する能力に影響を及ぼすと合理的に期待できるグループまたは個人。 GRI G3 2001
標準許容分(SAM)/標準分値(SMV) 標準分値(SMV)とは、資格のある従業員が指定された方法を知りそれに従い、自らの仕事に専念する意欲がある場合に、過度の努力をしなくても自然に達成する平均出力率に基づいて、タスクを行うのに要した時間値です。 (ILO) SMVは、標準許容分(SAM)と同じ意味で使用されることが多いことにご注意ください。 国際労働機関 作業研究入門 第4版
人工皮革素材 皮革の代用で使用される人工(人工で、通常は石油ベース)素材
目標 ここでいう正式な目標とは、特定のエネルギー源に対する工場の年間エネルギー使用量の、量的パフォーマンスを要件を言います。 正式な目標は以下を満たす必要があります。 1)明確な目標の開始日、(「ベースライン」など)、測定単位、消費量ベースライン(2010年ベースラインで年間量の㎥数など)を含む。 2)要求される削減量を達成することを意味する目標終了日が設定されている。 3)数値(100万 ㎥の削減、など)やパーセンテージ(5%の削減など)で表現されている正確な削減量を含む。 工場現場のエネルギー使用量の削減の目的に適合していること(例、現場での最も大きいエネルギー使用量に焦点をあてている) Higgインデックス
総浮遊物質(TSS) 廃水、廃液、水中の浮遊物質の測定値で、「総浮遊物質(濾過不可)」に対して行うテストで判断されます。 OECD リンク
https://stats.oecd.org/glossary/detail.asp?ID=7219単位 一般的な一貫性のある単位を意味します。  例:染色や湿式製法を使用している場合は、正しい単位は容積や質量です。 完成済み製品の単位には容積や個数が適切です。 Higgインデックス
アップサイクリング アップサイクリングは、副産物、廃棄物、無用および/または不必要な製品を、より良い品質、または環境に対する価値が高い新しい材料または製品に変換するプロセスです。 Higgインデックス
検証員-化学専門家 Higgインデックス FEM スコアを全工場に対して検証する資格を有する個人。 レベル 1、2およびレベル3の化学物質管理項目が適用される工場を検証するために使用する必要があります。   SAC検証プログラム  
検証に係る行動規範 SAC 承認検証員に検証中求められる規範および振る舞い SAC検証プログラム  
検証員の基準 検証員個人および検証員が在籍する企業に対し基準を審査し、SAC が認定する検証員として暫定的に受け入れるか拒否するか判断します。   SAC検証プログラム  
検証員-ジェネラリスト レベル1 の化学物質管理のみに適応可能なすべての工場に対して HiggインデックスFEMスコアを検証するにふさわしい個人。 工場が製造に化学物質を使用していないと分類されている場合を除きます。   SAC検証プログラム  
施設外検証 SAC 認定の検証員が、ウェブコンフェレンス・写真・および/または電子メールその他で提出されたファイルによって遠隔で検証を行い、検証員が製造工場建物内に立ち入る必要がない場合。 SAC検証プログラム  
施設内検証 SAC 認定検証員が製造工場の建物に立ち入り、個人的に検証を完了する場合。 SAC検証プログラム  
検証者の日 検証員の人数および検証過程を完了するために要する日数  たとえば、2人日とは、2人の検証員が1日で検証を完了する、または1人の検証員が2日かけて検証を完了する、という場合が考えられます。 どちらの場合も結果的に同様に2人日となります。 SAC検証プログラム  
検証による業績改善計画(PIP) 検証結果は、製造業者が使用するテンプレートです。継続的改善を見守るのに役立ちます。 SAC検証プログラム  
検証プログラム 検証員を認定し、モジュール検証を行うためのガイドラインおよびプロトコルを確立します。 SAC検証プログラム  
検証プラクラムマネージャー(VPM) プログラムの日常業務を管理するための規模と専門知識を手助けする外部の関係者。 プログラムが健全であるよう監督し、戦略的なガイダンスを提供し、拡張機能を構築することには、SAC およびメンバーが関与します。   SAC検証プログラム  
検証員プロトコル 検証員が施設内外の検証を行うための段階的な指導および一連の要件   SAC検証プログラム リンク
検証員トレーニング 検証者は、検証を実施する資格を得るためにトレーニングが必要です。   SAC検証プログラム  
廃棄物リスト 工場内で発生する全廃棄物の流れに関する情報を記した廃棄物リスト記録。そこには以下の情報が含まれます。
  • 廃棄物の性質(有害/無害)
  • 廃棄物源(工程、エリアなど)
  • 廃棄物の物理的形状(個体、液体など)
  • 正式な分類コード(該当する場合)
  • 特別な取り扱い/管理方法
  • 廃棄/処理された廃棄物の量
  • 廃棄/処理方法(生物学的、化学的、物理的)
  • 工場内での処理を含む
  • 利用している廃棄物処理業者の詳細
  • 廃棄/処理経路(リサイクル、埋立処分、焼却)
Higg インデックスおよび GSCP
廃棄物管理票(マニフェスト) EPA の有害廃棄物管理票システムは、有害廃棄物の発生源である工場から、有害廃棄物を保管、処理、処分する外部の廃棄物管理施設まで追跡することを目的として設計されています。 USEPA リンク
https://www.epa.gov/hwgenerators/hazardous-waste-manifest-system廃棄物最少化 廃棄物最少化の方針および手順は、社会・個人レベルで廃棄物の発生を低減することを目的としています。 目標は広義に、廃棄物削減としていますが、一般には階層的廃棄物対策と理解されています。 廃棄物管理リソース リンク
http://www.wrfound.org.uk/articles/waste-minimization.html廃水 Ceres Aqua gauge では、廃水は「それまでに使用されていた目的、または量・質・発生時期により、生み出された目的に対する直接的価値がなくなってしまった水」と定義されています。 冷却水は廃水とはみなされません。 廃水はまた、水質がビジネスの使用目的に合わない水で、たいていの場合は認可を受けて工場から排出される水と定義されます。 CDP 水に関する報告ガイダンス リンク
https://b8f65cb373b1b7b15feb-c70d8ead6ced550b4d987d7c03fcdd1d.ssl.cf3.rackcdn.com/cms/guidance_docs/pdfs/000/000/225/original/CDP-Water-Reporting-Guidance.pdf?1478544069廃水の水質 廃水の水質は、様々なファクターを用いて測定されます。ファクターとは、総浮遊物質(TSS)、削減された生物化学的酸素要求量(BOD)、化学的酸素要求量(COD)、金属含有量、油/グリース含有量、温度、pHなどです。 廃水の水質は、発生源でコンタミの強度/濃度を減らすことで改善することができます。また、廃水の水質改善は、廃水量の削減目標を達成する前に優先されるべき事柄です。 廃水処理量と質は密接に関連しています。  互いにどのように影響しあっているかを理解せず、一方にのみ注目しないことが重要です。  たとえば、廃水の放水量を減らした場合に、誤って処理ができない(施設内外を問わず)ような質の廃水を生み出し、結局マイナスの影響を出すことがあります。 発生における異常なパターンを特定するため、廃水の発生は固定期間で比較する必要があります。
廃水質の改善目標 ここでの正式な目標は、工場から排出される廃水の質に関するパフォーマンス要件を定量化することです。 正式な目標は以下を満たす必要があります。 1)目標の明確な開始日(つまり、「ベースライン」)と、ベースライン日におけるパフォーマンスレベル(少なくともCOD、BOD、TSS、温度、およびpH)を含む 2)要求される削減量/改善を達成することを意味する目標終了日が設定されている 3)絶対数またはパーセンテージで表される正確な削減量または範囲を含む 4)施設で排出される廃水の質を改善することに関連性がある この場合の正式な目標は、絶対的であっても正規化されたものでもかまいません。 絶対値=変数(工場の規模、製造量、生産時間、原材料の使用量など)に関係なく排出される廃水の総量 正規化された値=いくつかの関連変数に関連して排出される廃水の量(生産単位あたりに排出される廃水量など) Higg インデックスおよび GSCP
水収支 基礎的な水収支は、工場に出入りする水の流れを説明するために使用される等式です。  総取水検針指数は、排水検針指数と水の損失の総量と一致します。 Higgインデックス
水の再生利用 水の再生利用は、安定した水の供給システムで、工場のウォーターフットプリントを大幅に削減します。  廃水処理技術と再生利用能力が発達することで、ビジネスは、環境への影響を最小限に留めながら成長することができます。  需要増加のせいで、世界中で淡水の供給へのストレスは強まっていくにつれ、再生利用水は、全体的な水供給戦略において重要な役割を果たします。 Higgインデックス
ゼロ排水 ゼロリキッドディスチャージ(ZLD)は、水が液体の形で工場から出ないように設計された処理プロセスです。 施設内ZLD処理システムを備えた工場では、ほとんどすべての廃水が処理され、回収されます。そのため、工場から排出される水は蒸発による、または処理施設操業によるスラッジ中の水分としてのみ存在します。  液体の排出がある場合、その工場はZLD処理とはみなされません。 ZDHC廃水ガイドライン リンク