施設サイト情報
工場情報の質問に対するご回答は、貴社工場を分類して比較分析するために使用します。 他のセクションに進む前に、最初にこのセクションを完成させてください。
このページでは、貴社の工場の許認可についても質問します。 このセクションの目的は、関連する環境許認可を貴社が遵守しているかを判断することです。 貴社工場が従うべき全てのルールや法規制を遵守していることを提示してください。例えば、認可、権限、ライセンス、法律、認証、あるいは他の法則遵守に関する書類等です。 許認可ではないが、提示する必要がある例としては、必須の年間政府報告と必須の特別化学物質登録です。
現場情報と許認可のセクションは点数が付かないことを御了承ください。 つまり、遵守していても得点にはなりません。 ですが、工場環境モジュールでポイントを得るには有効な操業ライセンスを持っていなければなりません。 「貴社工場は、有効な操業ライセンスを取得していますか?」に「いいえ」と回答した場合、 モジュール全体の得点は0となります。
貴社工場の所在国を選択してください
貴社の製品(製造、加工している製品タイプ)に該当する産業セクターを選択してください。
- 最終製品の組み立て-最終製品の生産/最終製品に携わる工場
- プリント、製品の染色および洗浄-湿式処理および洗浄を含む、材料のプリントおよび染色を行う工場。
- 材料製造(繊維、ゴム、発泡体、断熱材、柔軟な素材)-材料(繊維、皮革、プラスチック、断熱材、発泡体、金属、木材、カーボンファイバーなど)を製造および組み立てる工場
- ハード部品と服飾品生産(プラスティック、金属、木材) – ハード製品の部品(金属棒、プラスチックフック、電子部品など)、または製品トリムの製造工場(ファスナー、ボタン、ラベルなど)
- 化学薬品および原材料の生産-化学物質および原材料を製造する工場
- 包装材メーカー-包装材料を製造する工場
- その他
貴社工場の製造工程に当てはまるものを選択してください
貴社工場が生産する、または作業/処理する材料タイプを選択してください。 材料の定義については、How to Higgガイド用語集の項目を参照ください。
報告年次の工場稼働日数の合計(日にち範囲ではない)を入力してください 稼働日とは、工場で生産および/または生産関連の活動(製品や原材料の積み込みまたは出荷など)が行われた日を指します。 稼働時間数または従業員数が50%未満の稼働日は、その日を0.5日としてカウントします。 稼働時間数または従業員数が50%を超える稼働日は、1日としてカウントします。
本報告年次に工場で働いた正社員および臨時社員の平均数(人数範囲ではない)を入力してください。 以下の計算に関するガイダンスは正社員および臨時社員の両方に適用されます。
工場データの追跡方法
工場は、給与支払い期間(週次、隔週、月次など)ごとの従業員数を追跡するプロセスを確立する必要があります。 次に、以下のガイダンスを使用して、平均従業員数(正社員または臨時社員)を出すことができます。
- 工場が年間のすべての支払い期間を対象に給与を支給した従業員の総数を追加します。
- 年間の給与支払い期間数を数えます。
- 従業員数を給与支払い期間数で割ります。
- 除算結果を整数値に切り上げ、従業員の年間平均数(正社員または臨時社員)を取得します。
例:
- 給与支払い期間1:520名
- 給与支払い期間2:525名
- 給与支払い期間3:545名
- 平均従業員数:530[(520+525+545)÷3]
Higg FEM検証用に、このデータの要約、および関連する裏付けとなる証拠をすぐに確認できるようにしておくことが推奨されます。なお、データは確認しやすい形式で利用できるものにしておきます。[例: エクセルのスプレッドシート、または人間が読める形式(Excel、csvなど)でデータをエクスポートできる同様のデータ分析ソフトウェア]
検証方法
- 必要書類
- 給与期間別の従業員種別(正社員および臨時社員)の数を示す給与記録または会計記録。
- 報告年次における給与支払い期間数を示す給与記録または会計記録。
前年(暦年)の製品出荷/販売の合計額をお知らせください。
製品出荷/販売の合計額には、前暦年における不良品の額を含める必要があります。
年間生産額ではなく、出荷/販売量を対象とする理由
主な理由は、すべての工場が追跡できる一貫した生産指標を作成することであり、データが最終的に業界のベンチマークと比較可能な数値となるためです。 加えて、指標として出荷/販売量を使用することは、環境問題でもある残った原材料、半中間製品、サンプル、不良品を含む過剰または不必要な生産を避けることに繋がります。
一部の製品は、実際に製造された暦年以降に出荷/販売する必要がある場合があることは理解しています。 出荷/販売数量の使用の制限は次のとおりです。報告されたエネルギー、水、廃棄物の量は、同じ暦年に製造された製品ではなく、翌年に出荷される製品を対象とします。そのため、同じ年に出荷されるが、実際には前年に生産されている製品がいくらか含まれることとなるでしょう。 これを工場における毎年の一般的慣行とみなすことにより、総出荷/販売数量への影響は比較的限定されるはずです。 ただし、例外的なケースがあり、工場の環境パフォーマンスに大きな影響を与える場合(エネルギー/水の消費量の改善を実証する、など)は、必要に応じて工場が利害関係者に連絡して状況を説明することが推奨されます。
単位を選択してください
- 立方メートル(m3)
- キログラム
- メートル
- 標準許容分(SAM)
- 平方ヤード
- 単位(個または組)
単位:貴社の年次生産単位は、Higg のエネルギー、水、廃棄物セクションにおけるベースライン、目標、削減の正規化に使用され、またベンチマークにも使用されます。 貴社工場における年次製造量の記録方法にあてはまる単位を選択してください。 提供リストの単位を選択する際、単位換算を行わなければならない場合があります。 たとえば、平方フィートで生産量の記録を行っている場合は、平方ヤードに換算する必要があります。
FEM での標準時間の報告
製品が異なれば、生産中に利用する時間とリソースも異なり、リソースの消費量(エネルギー、使用水など)に影響を及ぼします。 単位あたりの標準許容分(SAM)は、一般的な誤差(能率、機械、人、疲労からの誤差など)を含み、従業員が製品を生産するために許容される時間の指標となるメトリックです。 この生産指標を使用して、リソース消費と環境への影響をさまざまなタイプの製品に関連付ける、または合計して、一定期間(1暦年など)の生産におけるリソース消費と環境への影響を正規化することができます。 SAMは製品の種類(ショーツとジャケットなど)によって異なることにご注意ください。
毎年、エネルギー・水・その他のパラメータに対してSAMを追跡することで、工場はリソース消費の効率を確認し、パフォーマンスの向上についての情報を提供することができます。
SAMで生産量を報告する場合、ユーザーは、工場で製造される製品タイプ別のSAMではなく、報告年次のSAMの合計を報告する必要があります。
特定の製品についてのSAM値がわかると、その製品SAMは、出荷または販売された製品の数で乗算できます。 これをすべての製品タイプや製品カテゴリーにわたって行い、合計を計算していくと、合計SAMに到達します。 この合計SAMを「年間ボリューム」として報告します。
アパレル工場の例:
製品タイプ | 工程 | 1着あたりのSAM | 報告年次に出荷または販売された製品数 | 製品タイプ別SAM合計 |
ポロシャツ | 裁断 縫製 梱包 | 15 | 100,000 | 15 x 100,000= 1,500,000 |
Vネックシャツ | 裁断 縫製 梱包 | 12
| 500,000 | 12 x 500,000 = 6,000,000 |
合計SAM | 7,500,000 |
ハードグッズ工場の例:
製品タイプ | 工程 | 1着あたりのSAM | 報告年次に出荷または販売された製品数 | 製品タイプ別SAM合計 |
リュックサック | 裁断 接着 縫製 組み立て 梱包 | 45 | 20,000 | 45 x 20,000= 900,000 |
テント | 裁断 接着 縫製 組み立て 梱包 | 60 | 30,000 | 60 x 30,000= 1,800,000 |
キャンプ・テーブル | 裁断 組み立て 梱包 | 150
| 10,000 | 15 x 100,000= 1,500,000 |
合計SAM | 4,200,000 |
SAMの計算方法は何通りかありますが、すべての製品で一貫した方法を使用すると、比較可能なデータが得られ、毎年比較することができます。 以下は、SAM(一般的に、標準の分値またはSMVと同じ意味で使われます)を得るためのいくつか異なる方法に関するリソースです。
- https://www.ilo.org/global/publications/ilo-bookstore/order-online/books/WCMS_PUBL_9221071081_EN/lang–en/index.htm
- https://www.onlinetextileacademy.com/sam-standard-allowed-minute/
- https://www.onlineclothingstudy.com/2011/02/how-to-calculate-sam-of-garment.html#:~:text=Standard%20allowed%20minutes%20(SAM)%20%3D,%2B0.048)%20%3D%200.31%20minutes.
- https://ordnur.com/apparel/standard-minute-value-smv-garments-calculation-importance/
リストにない単位の追加を依頼したい場合は、https://support.higg.orgにアクセスして、「フィードバック」を選択し、検討のためのフィードバックを送信してください。
工場データの追跡方法
工場は、前暦年の製品出荷または販売量を追跡するプロセスを確立する必要があります。 FEM検証用に、このデータの要約(日次、週次、月次記録)が追跡でき、検証中に関連する裏付けとなる証拠をすぐに利用できるようにしておくことが推奨されます。なお、データは確認しやすい形式にしておきます。[例: エクセルのスプレッドシート、または人間が読める形式(Excel、csvなど)でデータをエクスポートできる同様のデータ分析ソフトウェア]
検証方法
- 必要書類
- 報告年次における製品の出荷または販売量を示す生産、販売、製品出荷記録
アップロード例:工場の水処理の流れや油圧回路図
参照資料:https://www.wateractionplan.com/management-and-use-of-chemical-products
検証方法
あてはまる
- 必要書類
- 工場の水処理フローチャートおよび油圧回路図
- 必要に応じ、認可証
技術ガイダンス
業界プログラムに関与することで、工場は、全体的な持続可能性または特定の影響を受ける分野を改善できる、堅実なプログラムやプラクティスを確立することができます。 工場が環境への影響を特定し、環境への影響を低減するのに役立つソリューションやプラクティスの基準を提供する上で、工場を支援することに焦点を当てた、環境の持続可能性に関連する幅広い業界プログラム(Apparel Impact InstituteのClean by Design、テキスタイルエクスチェンジのグローバル・リサイクルド・スタンダード(GRS)、ZDHC CleanChain、ブルーサイン・システム・パートナーなど)があります。
工場は、Higg FEMのリストからプログラムを選択するか、リストにないものについては、「その他」を選択して追加してください。 注意:環境に関わる項目を含むブランドまたは顧客に固有の監査は、この質問で回答する必要はありません。ここで焦点を当てているのは、Higg FEMでリストアップされているような、業界の幅広い持続可能性プログラムや取り組みであるためです。
工場は、採用を検討する余地のある業界プログラムやイニシアチブを特定するために、リストアップされたプログラムを使用することもできます。
検証方法
- 必要書類
- 工場が参加しているまたは登録しているすべてのプログラムに関わる書類で、プログラム名、証明書、プログラム登録の宣言のいずれかを含むもの。
- 証明書など業界プログラムの結果(該当する場合)
- 面接時の質問
- プログラムの管理や導入を担当する工場スタッフは、プログラムの要件またはイニシアチブに関する知識があり、プログラム要件を満たすまたはそれを維持するため必要なこと(証明書の保管など)をよく理解している
- 検査 – 物理的に見る検査対象
- 工場での実践や現場での規則遵守は、報告されているプログラム要件やイニシアチブに整合しています。
許認可
このセクションの目的は、関連する環境許認可を貴社が遵守しているかを判断することです。 貴社工場が従うべき全てのルールや法規制を遵守していることを提示してください。例えば、認可、権限、ライセンス、法律、認証、あるいは他の法則遵守に関する書類等です。 許認可ではないが、提示する必要がある例としては、必須の年間政府報告と必須の特別化学物質登録です。
Higg FEM全体にアップロードされたすべてのドキュメント(必須のアップロードや推奨アップロードを含む)は、工場がモジュールを共有しているステークホルダーが閲覧可能であることに注意してください。
このセクションは点数が付かないことにご注意ください。 つまり、遵守していても得点にはなりません。 ただし、工場環境モジュールで得点するには遵守している必要があります。 貴社工場が現在有効な操業認可を受けていない場合は、モジュール全体の得点はゼロとなります。
操業ライセンスのコピーをアップロードしてください
質問の意図
貴社工場は、法令順守を超えた持続可能行動に進む前に、その地域の基本的な規制に従う必要があります。 質問は、Higgインデックスに進む前に、貴社が有効な操業ライセンスを取得していることを確認する目的があります。
技術ガイダンス
「貴社工場は有効な操業ライセンスを取得していますか?」という問いに「いいえ」あるいは「不明」と回答した場合 工場環境モジュール全体の得点は0となります。 これは、工場環境モジュールで得点するには、現在有効な操業ライセンスの取得が必須条件だからです。
期限が切れた操業ライセンスを所有している場合、それを更新する手続き中であったとしても、この質問には「いいえ」と回答する必要があります。 この質問に「はい」と回答するには、現時点で有効な操業ライセンスが必要です。
操業ライセンスが法的要件ではない場合、この質問には「はい」と回答し、それを証明する書類をアップロードしてください。
検証方法
あてはまる
- 必要書類
- 最新の事業ライセンス(該当する場合)およびその他の関連ライセンスのコピー
- 面接時の質問
- 事業ライセンスの更新についての工場内責任者は誰ですか?
- 事業ライセンスの更新の手続きはどのように行いますか?
- 事業ライセンスの更新責任者が不在の時、事業ライセンスの更新を確実に行う代替案は何ですか?
- 検査 – 物理的に見る検査対象
- 事業ライセンス上の名称が、工場内の事業所名称と一致すること。
はいと回答した場合、違反内容と貴社工場の改善行動計画を説明してください。
アップロード例:違反通知のコピー
貴社工場は現在、公共環境問題研究所(IPE)のデーターベースに記録されている事柄がありますか?
アップロード例:IPEデータベースの記録
「はい」と回答された場合、貴社工場はデータベースに企業フィードバックを提出していますか、またデータベースから記録を削除するための措置を取っていますか?
質問の意図
貴社工場は、法令順守を超えた持続可能行動に進む前に、その地域の基本的な規制に従う必要があります。 この質問の意図は、貴社が現地の認可や法順守を管理するプロセスを有していることを確認することです。
技術ガイダンス
IPE ガイダンス(中国語リンク)
中国に拠点を置く場合は、下記が本質問で言及されているIPEデータベース参照へのリンクです:http://www.ipe.org.cn/IndustryRecord/Regulatory.aspx
記録消去
- 記録削除ガイダンスの書類(中国語)(「监管记录处理方式」をクリックしてください):http://www.ipe.org.cn/GreenSupplyChain/SupplyGCA.aspx
- 貴社工場についての違反記録があり、企業フィードバックをIPEに提出したい場合やデータベースから記録を削除するための手続きを取りたい場合は、ipe@ipe.org.cnにご連絡ください。
IPEガイダンス(英語リンク)
中国に拠点を置く場合は、下記が本質問で言及しているIPEデータベース参照へのリンクです:http://wwwen.ipe.org.cn/IndustryRecord/Regulatory.aspx。
記録消去
- 記録削除ガイダンスの書類(英語)(「Approaches to Record Removal(記録削除方法)」をクリックしてください):http://wwwen.ipe.org.cn/GreenSupplyChain/SupplyGCA.aspx
- 貴社工場についての違反記録があり、企業フィードバックをIPEに提出したい場合やデータベースから記録を削除するための手続きを取りたい場合は、ipe@ipe.org.cnにご連絡ください。
IPEを詳しく知る IPEを利用する前に、次のIPEの情報掲載されているページにアクセスしてください。
- Introduction to Data(データ入門):http://wwwen.ipe.org.cn/InfoDetail/Show.aspx?id=18638&jid=18637&bid=18644&isnb=1
- User Guide(ユーザーガイド):http://wwwen.ipe.org.cn/InfoDetail/Show.aspx?id=18636&jid=18635&bid=18646&isnb=1
- 企業ユーザーアカウントの登録リンク(供給業者リストを検索したり、情報を保存してエクスポートするにはアカウントが必要です。):http://wwwen.ipe.org.cn/User/UserRegister.aspx
検証方法
あてはまる
- 必要書類:
- 政府発行の違反記録のコピー
- IPEデータベース記録
- 面接時の質問
- 政府が違反記録を発行した理由は何ですか?
- 違反記録に記載された問題に対処しましたか? どのように対処したか説明して証拠を提示してください。(例:新しい設備を導入してオペレート、遵守を示すテストの結果など)
- IPEのリストから貴社工場を削除するために取った措置はなんですか? (該当する場合)
- 検査 – 物理的に見る検査対象
- 施設の違反記録に記載されている問題の証拠
- 問題対処の行動計画および責任者と進展経過記録
- (該当する場合は)問題がどのように対処されているかを示すIPEとの連絡
廃棄物セクションでは、有害廃棄物請負業者のライセンスや認可が要求されることに注意してください。
技術ガイダンス
環境許可要件を維持し、遵守することを、貴社の環境管理プロセス上推奨します。 下記が認可の例です。
排気認可
- ユーティリティーの排気筒(煙突)からの大気排出の認可や要件を含みます。(例えば、ボイラー、ディーゼル発電機などです)
化学物質認可には下記が含まれます。
- 化学物質管理認可や手配の要件。例えば、認可化学物質リスト、化学品分類システム、安全な化学物質取り扱い手順や化学物質廃棄(ZDHC化学物質管理マニュアル)などです。
- REACH (ZDHC化学品管理マニュアル)への遵守
- 特定の化学物質に必要な全ての法律、規制、認可の遵守を含めます。 例:過マンガン酸カリウムの購入には規制があり、地域によっては警察署等、所轄官庁での登録が必要な場合があります。 これは認可でなく、法律が定める登録です。そのため、ここに含めなければなりません。
検証方法
- 必要書類
- 検証が行われた年月日時点で工場を対象としたすべての最新の環境許認可証および登録証、ならびに報告年に適用される許認可証または登録証の最新版のコピー。
- 面接時の質問
- 認可の更新についての工場内責任者は誰ですか?
- 認可を更新するための手続きは何ですか?
- 認可更新責任者が不在の時、認可を確実に更新する代替案は何ですか?
- 検査 – 物理的に見る検査対象
- 事業ライセンス上の名称が、工場内の事業所名称と一致すること。
- 許認可証の住所が施設の所在地に一致する。